実際に登ってみました③(8〜山頂)

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【8合目~山頂・下山】見渡す限りの大パノラマに感動! 

7合目から山頂までは約1.4キロメートル。あと5分の1ほどでゴールです!「がんばれ!あとちょっと!」と自分に言い聞かせながら、ハードな岩場を登ります。

ハードな岩場はトレッキングポール必須!

途中、何度か休憩をはさみながら、ゴロゴロした岩が転がる道を登っていきます。これまでで一番ハードに感じる道のりで、トレッキングポールがないと厳しい。たまに手をついて登るような岩場もあり、グローブがあってもよかったなと思いました。

8合目に到着。ここまで来ると、山肌が崖のようです。すぐそばにベンチがあるので、ここでしっかり休憩をとります。

ベンチで休んでいると、鮮やかなオレンジ色の蝶がやってきました。調べてみると「ヒョウモンチョウ」の仲間で、山麓部の乾燥した明るい草原に生息するのだそう。伊吹山には他にもたくさんの蝶がいて、花から花へ蜜を求めて飛び交う様子が見られました。

徒歩で登るルートには9合目がなく、次はいよいよ山頂を目指します!

山頂まであと少し。景色がかなりひらけてきました!目の前に広がるのは、山肌の緑と青い空。まるで空と同じ高さにいるようです!

そしてついに、山頂に到着!小学生を含め全員登山初心者でしたがほとりの脱落者も出さず、登り始めてから約4時間で無事ゴールです。
7月とは思えない涼しい風が気持ちよく、登山の疲れを癒してくれます。

荒神を退治するために伊吹山に登ったという伝説のある、ヤマトタケルの像と一緒に記念撮影!

山頂まで登り切った喜びと達成感で、みんな思わず笑顔がこぼれます。伊吹山の山頂は、他の日本百名山と比べてもとても広いのが特徴。複数の山小屋があり、食事はもちろん、ソフトクリームなどのデザートも楽しめます。

自分の脚でがんばって登り切った後に食べるうどんは絶品でした!ちなみに山頂付近は火気厳禁なので、お昼ごはんを持参する方はご注意を。

周囲に高い山がないので、360度まわりをぐるりと見渡せるのも伊吹山の特徴です。

もちろん眺めは抜群! 登っている時は遠くにチラリと見えていた琵琶湖を、今では悠々と見下ろすことができます。

絶景を眺めながら下山。でも足元には気をつけて!

今回の下山は、登って来たルートをそのまま戻ります。同じ道とはいえ、目の前にはずっと絶景が広がっているので、足取りも自然と軽く。

伊吹山には他にも上級者向けの弥高登山道や上平寺尾根登山道がありますが、初心者には今回ご紹介した正面登山ルートがおすすめです。

天然の花畑を眺めつつ、膝に気をつけながら気持ちよく降りることができます。

とはいえ、険しい岩場ではやはり注意が必要。特に下山時は疲労もたまり怪我をしやすいので、トレッキングポールを使い、各合目で休憩を入れながら足元に気をつけて下りるようにしましょう。

5合目ぐらいから少しずつ気温が上がり、暑さとの戦いが始まります。傾斜はゆるやかになっていくものの、まるで熱の中に下りていくような感覚。特に5合目以降は次の合目までの間隔が長いので、しっかりと休憩をはさみながら歩くのがいいと思います。

帰りはスイスイ下山できるかと思っていましたが、結局約3時間かけて登山口に到着。すぐそばに山水があり、冷たくて気持ちいい!

登山は最高のリフレッシュ!

初心者からベテランまで、多くの人々に愛される伊吹山。道中ですれ違う人とは「こんにちは」とあいさつを交わし、急な斜面では登山に慣れた方に道を譲っていただき、とても温かい気持ちになりました。

絶景に感動し、自然に囲まれながら体を動かして、心も体もリフレッシュできた一日でした!

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