伊吹山ってどんな山①(情報編)

伊吹山に関する情報はたくさんあるのですがまずは、基本情報を簡単にまとめてみました。

情報&歴史編
  • 滋賀県最高峰の標高1,177m
  • 登山口の所在地は滋賀県米原市上野
  • 日本百名山の一つ。 関西エリアでは、大台ヶ原・大峰山・伊吹山の3山 のみ。
  • 神戸・大阪から気軽にアクセスできて、登山初心者でも日帰り登山可能な場所は関西で唯一伊吹山一箇所だけ
  • 『古事記』や『日本書記』にも記載があり、日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場する歴史的な山
  • 織田信長が薬草園を作らせたとされる逸話がある!が・・・
  • 平安時代に修験道における日本七名山のひとつになった霊峰

この中でも特に気になる情報の詳細をいくつか調べてみました!

滋賀県最高峰の標高1,177m

岐阜県と滋賀県の県境に位置する伊吹山の標高は1,177mで滋賀県の最高峰。(山頂は滋賀県の米原市側にあります)
毎年積雪が多いことでも有名で、地元では「伊吹山に2回雪が降ると、平地でも雪が降る」と言われ、伊吹山に雪が降ることは本格的な冬が始まることを住民に伝えてくれます。

そんな伊吹山にはなんと積雪の世界記録が・・・

アクセス抜群の日本百名山の一つ

日本百名山(にほんひゃくめいざん)とは、文筆家で登山家だった深田久弥が、実際に登頂し日本の各地の山から定めた基準で100座を選び主題とした山岳随筆集のこと。登山を趣味としている人たちの多くがこの日本百名山のうちいくつ登ったかを話題にしているほど知名度の高い山々が名前を連ねている。

近畿地方で日本百名山に選べれている山はわずか三山しかなく、その中でも、神戸・大阪から気軽にアクセスでき登山初心者でも日帰り登山可能な場所は関西で唯一、伊吹山一箇所だけ。
このアクセスの良さも伊吹山の登山人気を支える大きな要因であるといえます。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説にも登場する歴史的な山

伊吹山の山頂には日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像が祀られています。

古事記や日本書紀にも登場する有名な神様「日本武尊」。
書物によると 今から2千年ほど前、日本武尊は伊吹山の荒神を退治しに伊吹山に登り、途中で白い大きな猪と出会います。 日本武尊はこの白猪との戦いで大きな傷を負い、麓の清水( 居醒いざめ の清水)で傷を癒やし一命を取り留めたと言われています。

この白猪との逸話を讃え、伊吹山の山頂には日本武尊の像が祀られているのです。
伊吹山登山の歳には是非ともお参りしたいパワースポットとして人気を博してます。

織田信長が薬草園を作らせたとされる逸話がある!が・・・

戦国時代、安土城主だった織田信長は、宣教師から薬草栽培の大切さを教えられ伊吹山に薬草園を開設したと言われています(諸説あり)。薬草園には、海外や国内から移植された薬草が3000種類も植えられていたと伝えられ、その一部は伊吹山の希少な気候条件のもと、今でも伊吹山固有種(ルリトラノオ、コイブキアザミ、イブキレイジンソウなど)として約600種の植物が群生しています。

ところが近年の獣害や環境の変化で、天空のお花畑と言われたこの貴重な植物の楽園が壊滅の危機に瀕しており、地元では多くの方々により保全活動が進められておいます。

登山を楽しむ皆様にも守っていただきたいことが多くあり、米原市のホームページなどで広く告知されています。