伊吹山ってどんな山③(自然動植物編)

植物編シモツケソウ

登山をもっと楽しみたいなら、山の自然や歴史を知っておくことは最良の手段です!ここでは自然や環境について簡単に説明したいと思います。


伊吹山は日本のほぼ中央に位置し、山頂から見渡すと、日本一の面積を持つびわ湖はもちろん、鈴鹿や比良の連山、遠くには日本アルプスなどを多く山々を見渡すことができます。

ちょうど日本海気候と太平洋気候の境目に位置することから、日本海側から吹く寒冷な季節風の影響で周辺では多くの降雪や積雪が見られます。また伊吹山は地層も特徴的で、石灰岩地層も多いため、伊吹山ドライブウェイや登山をしながらでもその地層の変化を楽しむことができます。

動植物編
  • 伊吹山は「花の百名山」。(7月前後が最も見ごろ)
  • 山頂の花畑は、国の天然記念物です。
  • 独自の高山植物も多く見られます。
  • 山域に自生する薬草や高山植物、野鳥、昆虫の宝庫 !「伊吹山登山MAP」は無料で手に入り、情報満載のお役立ちMAPです!
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伊吹山の貴重な動植物

この寒暖差の激しい気候と地質は昔から多くの固有種植物を育み、古い書物でも薬草の宝庫として紹介されています。その恵まれた立地から、北方系や日本海側が本拠である植物、高山植物や伊吹山固有種も多く、学問的にも貴重な山と言われています。さらに詳しく知りたい方はこちらの伊吹山ネイチャーネットワークさんがまとめておられる本がオススメです。

通販でも、ドライブウェイ9合目にあるスカイテラスでも購入することができます。

山頂の花畑は、国の天然記念物!

伊吹山では山頂部を中心に日本で希少な山地草原が発達しています。米原市のサイトによるとこの地域は、学術的価値が極めて高い地域として、昭和40年に「伊吹山頂草原植物及びその自生地」として滋賀県の天然記念物に指定されました。
伊吹山の平成15年には「伊吹山頂草原植物群落」の名称で国の天然記念物に指定されました。

つまり、伊吹山は山頂に国の天然記念物のお花畑のある、花の山でもあります。詳しくは米原市情報を見やすくまとめた「米原版るるぶ」もご参照ください!

 

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